瓦パレットと粉砕瓦
作業も大詰めを迎えるなか新たな素材を採集してます。ここに来てようやく瓦なのですが、瓦そのものではなく瓦を運ぶパレットと瓦の再利用としての粉砕瓦です。
ご協力頂いたのは、二宮町にある㈱丸惣さまです。
江津と言えば瓦、瓦と言えば石州瓦です。
それは、都野津層から取れる良質の土素材と松等の燃料が豊富にあったからです。特にポリテクカレッジ島根のある二宮町や都野津町では数十年前まで瓦工場で成り立ち街が賑わっていたと聞きます。都野津会館の中には瓦関係の店が立ち並ぶ地図がありますし、話にもよく聞きます。今では賑わっているとは言えないまでもまだまだ瓦は息づいています。私自身も工場の前をよく通るし、住居環境科の1年生には瓦工場を見学させています。
そこで必ず見かけるのが、そう木製のパレットです。インテリアでもヴィンテージ風にあしらったパレットを使っているのを東京等でも見ることはありますが、今回は風(ふう)ではなく実際に数年間瓦を運ぶために使用され年期の入ったパレットを頂きました。
ずしりと重たい瓦パレット、少し手をかけて机やカウンターに使用します。
そして、もうひとつが粉砕瓦です。
これは規格外の瓦を粉砕しセラミックサンドとして再利用されているものです。瓦に関する素材としてチャレンジショップの床の一部に使用します。
リノベーションに取り組んでいる学生が『江津すげー!』っと、感動してました。
私も思います。こんなに多くの素材が1つの市内から調達出来る地域があるのかと・・・
そして肝心の瓦はいつ出てくるのか?
ご協力頂いた㈱丸惣の森口さま、ありがとうございました。
0コメント