石州瓦

江津といえばやはり石州赤瓦。

江津の都野津層で取れた土を登り窯でおよそ1,300℃の高温で焼くことで得られる耐寒耐力性。その高温で焼くことが出来たのも松林が茂っていた江津ならではと聞いたことがあります。それこそが江津の素材を代表する瓦です。独特の赤色は出雲地方で取れる来待石によるもの。

しかし、残念ながら現在の瓦は都野津層でもなくの登り窯でもないのが現状です。


そこで、土や古材と同じく解体される古民家を資源として取らえ、今回採集した瓦はおよそ100年前の蔵から頂いた瓦です。

場所は江津本町甍街道。5年前に解体された蔵ですがその瓦をストックしていたので今回使用することにしました。


昔の瓦は、釉薬の付け方や登り窯の位置などで色もまばらですがそれがいい味をだしてます。

また最近の赤瓦より落ちついた屋根の色合いをしてます。


さて今回の瓦は、外装の照明として取り入れました。

ボルトで固定するのは、苦労しましたが取り付け完了。左右対の瓦が取り付きファサードの完成です。


瓦を取り付けたのは学生ですが、無茶な注文に答えて外壁の壁に照明を埋め込んで頂いた波子町の山藤電気さまありがとうございました。




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